シェーグレン症候群

唾液腺・涙腺や全身の外分泌腺に原因不明の慢性炎症を来す自己免疫疾患

シェーグレン症候群はドライアイやドライマウスなどの乾燥症状が出現する原因不明の病気です。

遺伝的な要因とウイルス感染などの環境因子が複雑に関わっていると考えられている。

女性に多い疾患であるが故に、女性ホルモンの関与も考えられている。

乾燥を抑える

鍼灸治療では、眼の周りのツボに刺鍼し、涙腺への血流を改善させ、涙の分泌を促進させる。

唾液腺の痛みや腫れに対しても、唾液腺近くへ直接的な鍼灸治療で炎症を抑え唾液の分泌を改善させる。

中医学的な治療

根本の原因はいまだ不明のため、現時点では確実な予防方法はありません。

中医学では、シェーグレン症候群の多くは陰虚症という「津液」の不足状態と診る。「津液」とは、人体の整理的な水分のことで滋潤の働きがある。

治療としては、「津液」を補う治療を行う。