寝違え

睡眠時の姿勢に着目

寝違えの主な原因は、睡眠時の姿勢です。不自然な姿勢で眠り続けると一部の筋肉が阻血という血液の供給が不良の状態に陥り、部分的にしこりになります。

通常は無意識に寝返りを打って、首に負担がかからない体勢に戻りますが、寝ている場所が狭かったり、枕が合わないと不自然な体勢のまま眠り続けてしまうことがあるのです。

もし、過労や泥酔状態で寝返りが打てないと、長時間に渡って首まわりの筋肉に負担をかけて寝違いを起こすこともあります。

そのため、根本的な原因である睡眠時の姿勢を解決することが大切です。

むやみやたらに首を動かさない

当院では寝違えに対し、首周りへの手技施術をはじめ鍼灸、機器を使った筋膜リリースなどの様々な手段を用いてアプローチを行います。

起床時に首を動かすと首から肩や背中にかけての動作痛を生じるものが代表的な症状です。

決まった動きをすると痛みが出ることが多いのですが、重度の場合は首の動きの制限や安静にしていても痛みがあったり、頭痛や腕にだるさ・痺れが出てきたりすることもあります。手技施術では、「腸骨筋」と「大腰筋」から成る腸腰筋に、それぞれ分けて触れことができる、他にはない技術を用います。

これらを行うことで、筋肉の緊張や、上手く使えていなかった筋肉の衰えを解消します。
すると、身体の可動域が増え、本来の動きができるようになります。

腰椎の周りにある筋肉が緊張し、引っ張り合っている「常に腰に負担のかかる状態」から、腰周りの筋肉全体が緩んでストレスフリーな状態へ導きます。

安静第一に

寝違えが起きたときは、ツボを使うことで症状の緩和が期待できます。ただし、痛みのある部分を押したりマッサージするのは、悪化することがあるので止めておきましょう。今回ご紹介する寝違えに効果的なツボは、首から離れた場所にあるので安心して使うことができます。

寝違えが起きているときは、ツボも一緒に痛くなっていることが多いです。ツボの場合、付近を押しながら探ってみて、特に痛みを感じる部分を少し強めにギューッと押してみましょう。様子を見ながらゆっくり５秒ほど、２～３回押すとより効果的です。

例を挙げると手の甲にある「落枕」とゆうツボがあります。寝違えが起こると「落枕」に症状が出る場合があります。

そのため当院では、施術だけでなくご自宅でもできる筋力トレーニングや、日常生活で行う動作のアドバイスも行っております。